筑波大学大学院ヒューマンバイオロジー学位プログラム（博士）の履修生からのメッセージを掲載しています

研究成果を出すことに重点を置く一般的な博士課程に一捻り加わった面白いプログラムです。ベンチやデスクに向かっているだけでは得られる情報に限りがあります。ありがたいことに、今私は世界で何が起きているのか、何が必要とされているのか、いつでも研究室を飛び出して実際に見聞きし自ら行動できる環境にいます。「井の中の蛙」ならぬ「井の中の研究者」にならない、広い視野と行動力、率先力を兼ね備えたグローバルリーダーを目指そうと思います。

HBPの良い点は、入学した初年度は所属研究室の決定が必須でなく、希望した複数の研究室に体験入室できる授業がある点です。私のように他大学からHBPに挑戦してみようと思っている学生からすると、入学してから自分に合った研究室を吟味できることは、大きなメリットだと感じています。また、学生寮への優先的入居、奨学金の給付や海外渡航費の援助など、経済的なバックアップ体制も充実しており、学生にとっては勉学に集中できる最適な環境が整っていると思います。

HBPは世界の科学を牽引する教授陣による講義を提供しています。そこで得られる科学的知識や論理思考力、討論力は、私の研究者としての成長に直結していると確信しています。また、島津製作所シンガポール拠点への海外インターンシップでは海外で仕事をすることの魅力とこれまで気が付かなかった自身の強みを発見することができ、今後のキャリアを考える上で非常に良い機会となりました。日々成長を実感できるHBPに身を置いてよかったと思っています。