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学生論文

HBP 3年 新妻耕太さんが筆頭著者の論文”Identification and Characterization of CD300H, a New Member of the Human CD300 Immunoreceptor Family”が Journal of Biological Chemistry に掲載されました

~ヒトの自然免疫応答を活性化する新たな免疫受容体の発見~

ヒューマンバイオロジー学位プログラム3年の新妻耕太 (Kouta Niizuma) さんの筆頭著者論文が、平成27年9月4日付けで Journal of Biological Chemistry に掲載されました。
CD300 ファミリー受容体は自然免疫応答に働く細胞に広く発現し、免疫反応の活性化および抑制を制御する分子群です。 新妻さんらは、ヒト CD300 ファミリーの新規受容体である CD300H を同定し、CD300H がヒトのパトローリング単球において活性化シグナルを伝達し、好中球の炎症局所への遊走を活性化させるケモカインの産生を促すことを明らかにしました。
この研究成果は、CD300Hが感染時の初期炎症応答に重要な役割を持つ事を示唆しており、今後、疾患との関連性が明らかにされれば、CD300Hを標的とした治療法・診断法の開発が期待されます。

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