ヒューマンバイオロジー学位プログラム(HBP)は生命科学、医学、物質科学、計算科学を横断した5年一貫博士課程大学院コースです

教員・履修生の声

教員からのメッセージ

清水 諭 筑波大学グローバル教育院長

学位の質保証をめざした学位プログラム化の改革

清水 諭 筑波大学グローバル教育院長

本学は、教育改革の一環として学位の質保証をめざした学位プログラム化の改革を進めています。ここでいう学位プログラムとは、学生による学修成果を重視する観点から、学生が学士・修士・博士・専門職学位といった学位を取得するに当たり、当該学位のレベルと学問分野に応じて達成すべき能力を明示し、その能力を学生が修得できるように体系的に設計された教育プログラムを指します。現在,学士課程及び大学院課程において、3つのポリシー、つまり学位授与方針、教育課程編成方針、入学者受入れ方針を策定し終え、従来の組織中心の考え方から学生中心の考え方である学位プログラムの実現に向かっているところです。
このたびの博士課程教育リーディングプログラムに採択された「ヒューマンバイオロジー学位プログラム」及び「エンパワーメント情報学プログラム」は、国内外の第一級の教員・学生を結集し、産学官の参画を得ながら世界に通用する質の保証された最高学府に相応しい大学院教育をめざしています。また、平成27年度から「ライフイノベーション学位プログラム」を新たに加えて運営します。グローバル教育院では、これらの学位プログラムを契機に、本学の学位プログラム化をいっそう促進させ、国内外の大学改革の先導的役割を果たしていきたいと考えています。引き続き各方面からのご協力とご支援をお願いいたします。

渋谷 彰 教授(医学医療系)

「ヒト」が「人」らしく生きることができる社会へ

渋谷 彰 教授(医学医療系)
ヒューマンバイオロジー学位プログラム プログラムコーディネーター

地球は、ヒトとヒトとを取り巻く様々な環境によって構成されています。ヒューマンバイオロジーは、「ヒト」が「人」らしく生きることができる社会を作ることを目的として、「ヒト」の生命と「人」の健康の問題を、自然、社会環境との関係も含めて研究するもので、我々が新しく提唱する学問です。
従来の大学院教育と異なり、このプログラムでは、一つの研究室で深く一つの分野を突き詰めるだけではなく、自分の分野に関係ある周辺の学問領域についても多角的に幅広く学んでいきます。そのため、医学、生物学だけでなく、数学、物理、化学、計算科学などの教員が協力して、研究と教育にあたっています。
科学とテクノロジーは人類と地球に幸せをもたらしましたが、一方で解決しなければならない問題も生じさせています。本学位プログラムでは、グローバルな視点で、健康と生命に関する課題を解決できる人材を育成します。本学位プログラムは、大きな夢と高い志を持ち、これらの困窮な課題に挑戦しようとする若者を力強く応援します。

加藤 光保(医学医療系)教務委員長

新時代の大学院で学ぶということ

加藤 光保 教授(医学医療系)教務委員長

ヒューマンバイオロジー学位プログラムを設計するに当たって、私達は、主に2つのパラダイムシフトを目指しました。ひとつは、長年、大学で研究を行ってきた教員が学生に専門の研究指導を行うことを中心とした教育課程から、地球規模課題と呼ばれる環境や病気や食料などの問題の中から、取り組むべき課題を学生自身が見つけ、自分の将来のキャリアパスを計画し、そのために必要な学修を行う。プログラムは学生の希望を実現するために既存の教員集団の枠を超え必要な教員団とカリキュラムを準備するということ。ふたつめは、完全に国際化したプログラムにするということです。私の知る限りこのような大学院は我が国にいまだかつて存在したことがなく、博士課程教育リーディングプログラムの支援があって初めて実現したということができます。この歴史的なプロセスの渦中にいることを学生とともに楽しみ、このことがどのような未来を開くのかを期待して注目しています。

川口 敦史 助教(医学医療系)

ヒューマンバイオロジーで切り開くウイルス感染症研究

川口 敦史 助教(医学医療系)

高病原性鳥インフルエンザウイルスをはじめとする、新興・再興感染症は旧来から存在した疾患でしたが、現代の人的・物的交流の増大にともなって、世界中に拡散し、大きな脅威となっています。これら新興・再興感染症に対応するため、今日のウイルス研究は多様化し、研究室でのベンチワークとフィールドワークを両輪とした地球規模での感染症のコントロールが求められています。また、医学・生物学を基盤とした感染症研究に、計算科学や物質科学のテクニックと概念を導入して、学際的な発展も要求されています。本プログラムには、これらを可能にする多種多様な専門分野の教員が参画しており、in silicoでのMolecular Dynamics計算を用いた抗ウイルス薬の探索や、インフルエンザウイルスの適応進化のモデル構築による野生動物からヒトへのウイルス伝播機構の理解など、横断的な研究体制による新しい感染症研究を開拓していきます。

矢田 幸博 花王株式会社 HHC研究センター 主席研究員

企業研究者の立場から

矢田 幸博 花王株式会社 HHC研究センター 主席研究員

私は、企業研究者の教官として本学位プログラムの「学内企業ラボ実習(Home Internship Integrative Physiology)」を担当しています。
研究を始めた当初は、生化学領域、特に細胞内情報伝達機構に関する研究に従事していましたが、その後、酵素や細胞を対象とした研究から次第にヒトの心身機能を研究する領域である皮膚科学および統合生理学(Integrative Physiology)分野に進みました。統合生理学とは、それまでの大脳生理、自律神経系さらには、末梢循環といったような個々の生理機能を総合的に検討することで複雑な生体の営みを理解しようとする比較的新しい研究分野です。近年では、国内外の企業でもそれらの評価技術を取り入れた基盤研究さらには、製品の有効性評価にも積極的に活用されています。個々の細胞活動が巨視的には、生体全体の統合的な生理機能に連関していることを相互に理解することは、ヒューマンバイオロジーを学び、研究者を目指す皆さんにとって大変重要な視点だと思います。皆さんとともに「Imagine the Future !! 」できることを期待しています。

佐藤 孝明 株式会社島津製作所 ライフサイエンス研究所 兼  経営戦略室

世界のグローバリゼーションに通用する学生を育てたい

佐藤 孝明 株式会社島津製作所 ライフサイエンス研究所 兼 経営戦略室

これまでの日米での教育経験を生かして、このヒューマンバイオロジー学位プログラムを通して、世界のグローバリゼーションに通用する学生を育てたいと考えている。特に、私自身の複数の企業での企業研究者としての経験や日米のバイオベンチャーの設立等の経験も生かしながら、アントレプレナーシップの精神をもって新しい研究や事業への創造意欲に燃え、高い目標に向かって果敢にチャレンジングする学生を育てたい。
また、研究に関しては、ヒューマンバイオロジー学位プログラムでは、これまでの日米での大学や研究機関での経験を生かして、特に、基礎研究と臨床の橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ)医工連携によるメディカルエンジニアリング、更にはゲノム、プロテオーム、メタボローム、トランスクリプトームを統合的に解析するオミックス解析システムを駆使した新規バイオマーカー探索を積極的に推進したいと考えている。これらの最先端研究を通して、自分で新しい研究プログラムを具体的に立案できる学生を育てたい。

嶋田 	崇史 株式会社島津製作所 基盤技術研究所 ライフサイエンス研究所

強い信念をもった研究者へ

嶋田 崇史 株式会社島津製作所 基盤技術研究所 ライフサイエンス研究所

新しい発見や概念を見つけたとき、その知的好奇心がかき立てられ、研究の醍醐味を味わうことになるでしょう。ですが、これを公表する時、多くの批判を受けることも多々あります。時には負けそうになることもあるでしょう。それでも、自身の成果を世に問う、そんな強い信念をもった研究者として、共に歩んでいきたいと考えております。またこれからの研究は、研究の哲学だけでなく、これを支える仮説、方法や技術、装置や特許までもが複雑に関連してきます。幅広い判断基軸を持つ思考力を獲得できる機会を数多く提供できるよう、努力して参ります。
高等教育を受けた方々は、その後社会に出たとき、自動的にその責任を負うことになります。すぐにではなくてもいいので、社会に還元できる人材にまで、自らを育て上げていく、継続的な意思を持ち続けられるタフな志を共有したいと思っております。

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