教育方針・カリキュラム

教育方針

教育課程の編成方針

ヒトの生物学においては、ヒトの分子から環境中におけるヒト個体・集団までを研究対象とする。本プログラムでは、

  1. 1ヒトの生物学に関する概念を理解し、
  2. 2DNA解析を中心とした従来のセントラルドグマでは扱えない生命素子(epi-genetic biomolecules)の科学とその制御技術の専門力を修得する。
  3. 3「さらにこれらの知見を社会の現場における課題を解決するために活用するための目利き力、突破力、完結力を涵養する」ための教育課程を編成する。

養成する人材像

これらの学修にあたり、世界のフィールドを利用した適正技術教育に代表される地球航海型学修、すなわち

  1. 1学生の自発的な企画・提案に基づいて先進国における教育研究の最先端国際基準を体感するとともに
  2. 2開発途上国の教育研究の創出プロセスに参画する武者修行型学修を発展させ、自らの力で船出し(企画力)、羅針盤を駆使し(目利き力)、荒波を乗り越えて (突破力)目的地に達する(完結力)ことを可能にする能動的学修方法を採用し、アントレプレナーシップにも繋がる組織力や戦略的な企画に裏付けられた挑戦力を涵養するコースワークを、連携教員および産業界との協働により提供する。

これにより、ヒトの生物学に関する知識と生命素子に関する専門知識を持ち、医薬農工などを含めた活動から生み出される低分子化学物質を原因とする 地球規模課題の解決のための国際的合意を形成する為の目利き力(課題抽出能力)、突破力(計画立案能力、論理的説得力)および任務完結力を備えた博士人材 を養成する。

本プログラムを修了した博士人材は、産業界・科学行政機関で地球規模課題について国際的に実現可能な解決を先導することができる。また問題解決に必要な新業種の起業を推進できる人材も育成される。さらには、大学運営に待望されているジェネラリスト、すなわち研究/教育/国際コーディネーターともなりうる。

筑波スタンダード

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